年中行事

令和6年度 天愼寺の年間行事です
各行事の由来や意味をご覧いただき行事に参加すると面白いと思います

月日時間行事
毎月18日13:00月例 施餓鬼法要
元旦6:30年頭祈願祭
1/1~39:00-17:00年中安泰特別祈願
1/1813:00施餓鬼法要・お火焚き
2/313:00厄除け・星祀り節分会・豆まき
3/1813:00春の彼岸施餓鬼会
5/510:00春季大祭・花祭り・鬼子母神祭
8/1813:00盆会施餓鬼特別回向
9/1813:00秋の彼岸施餓鬼会
9/20~2613:00秋彼岸寺法要
9/2313:00久遠塔・永代供養法要
11月 第3日曜11:00秋季大祭(日蓮大聖人・開山上人報恩法要)
大晦日23:00除夜の鐘・年越し祈願祭

年中行事説明


毎月18日 13:00~ 月例施餓鬼法要

地獄で苦しんでいる餓鬼を供養すると共に、ご自身の心に住み着いている餓鬼の心を消し去る法要です。一年間皆勤すると基本的なお経をマスターできます。


1月1日 0:00~年越し祈願祭

前年一年間守護して頂いた鬼子母神様や諸仏と生命を維持するためにお世話になった空気を始め、水・命を頂いた食物等すべてに感謝し、今年一年の世界平和とご家族の安泰を祈祷致します。


1月1日 6:30~新年祝祷会・年頭祈願祭

当山にお祀りされている御釈迦様・御本尊・守護の神々・日蓮聖人・開山上人等に法華経、御題目を捧げ、一年の御守護を御願いし、ご家族皆様の年中安泰、諸願成就をお祈り致します。7:30 本堂東側の大窓より英彦山左手から昇り来る初日の出を拝み、太陽の恵みに感謝します。


1月1日~3日 9:00~17:00 年中安泰特別祈願(個別)

個別に年中安泰の御祈願を致します。金銀水引大祈祷札授与。家屋の守り札・荒神札(火災除け)もお求め下さい。


1月18日 13:00~初施餓鬼法要・お火焚き

施餓鬼とは、餓鬼に施すことです。餓鬼とは地獄で苦しんでいる誰からも供養されていない霊の事です。私達がその供養をする事で私達自身が善根を積み、その功徳を御自分の御先祖様に捧げることです。お火焚きは、一年間お守り頂いた御札・御守等に感謝し、その魂を抜いて粗末にならぬよう火で燃やし処分する行事です。


2月3日 13:00~厄除け・星祀り節分会・豆まき

星祀りとは、各個人の生まれ年により定まっている星をお祀りし、一年の安泰を祈願する行事です。西洋には12の星座が生まれた月によって定まり、それによって色々なことを占うと言います。同じように東洋には、中国渡来の九星と言う生まれ年に定まった星があります。その年の星をお祀りし、厄年の方等の厄除け祈願を致します。

豆まきは、当山では「福は内」のみです。お寺では鬼子母神様をお祀りしています。「鬼は外」と言って鬼子母神様に「はい、さようなら」と何処かに行かれたら大変です。ですから「鬼は外」は云いません。本来の意味は「鬼」災いは全部外に去り、「福」善いことは沢山来て下さいです。虫の良い話です。


3月18日 13:00 春の彼岸施餓鬼会

「此岸」迷いの岸より「彼岸」悟りの岸へ到達する事を願う行事です。ただし、死後に行くのではなく、生きているときそのままで悟ることが大切です。その為には、この1週間は特に良いことを致しましょう。座席を譲る「譲座施」・何時も笑顔でいる「和顔施」等で、何も特別のことをするのではありません。人が喜ぶことをすればよいのです。気候が良いからと釣り「殺生」等は慎みましょう。そうやって善根を積んでその功徳を御先祖様に廻しましょう。それを廻向と言います。一説には春に御供えするのは「ぼた餅」。秋に備えるのは「おはぎ」とされています。昔、米・小豆・砂糖は最高の贅沢品でした。その贅沢な品で供物を作って供えることは最高の御供養でした。


5月5日 10:00~ 春季大祭・花祭・鬼子母神祭

御釈迦様の誕生を祝う行事です。本来のお釈迦様は、ずっと昔よりずっと未来まで私達の側にいて導いて頂いていますが、私達はそれに気付かないので三千年前、仮の姿を現されました。その誕生の時には天空より華が舞い散り、香水が注がれたと言われています。その情景を再現して「華御堂」を沢山の花で飾り、「甘茶」を注いで御祝いします。昔は砂糖はありませんので、紫陽花科の甘茶の葉を使って煮出し、その汁を御釈迦様の像に注いで御祝いします。甘茶は持ち帰りできます。

また、当山には開山上人が彫られた鬼子母神様が安置されています。そこで日頃お守り頂く鬼子母神様に感謝する行事です。

緑滴る境内を巡り、寺弁を食べ、力強いお経・ご祈祷を受けて生きるパワーを充電して下さい。いろんな出店等もあります。ご家族皆様で楽しんで下さい。


8月18日 13:00~ お盆会施餓鬼・御先祖特別供養

お盆の始まりはお釈迦様の時代、神通力第一と言われた目蓮尊者がご自分の母親は死後どんな暮らしをしているか、探してみると生前の者おしみの罪により地獄で苦しんでいました。そこで師匠であるお釈迦様に母を救う方法を尋ねました。お釈迦様は、間もなく雨安吾(雨期の修行期間)が終わるその修行を終えた沢山の僧に全財産を使って御供養し、一座の法要を修して母の成仏をお願いしなさいと教えられました。言われた通りにすると母は直ちに成仏されました。目蓮尊者は小躍りして喜びました。これがお盆の始まりです。また、小躍りしたことが盆踊りの発祥と言われています。

日本では、精霊棚を設け、沢山の供物を準備して御先祖様の霊を迎え、僧侶にお経をお願いして盆供養を致します。各お寺でも盆施餓鬼を修して各家の御先祖と無縁の霊位を供養致します。


9月18日 13:00~ 秋の彼岸施餓鬼会

実りの秋を迎え、ご先祖があって、今の自分があり、ご先祖の努力により実りの秋が迎えられる事を感謝します。


9月23日 13:00~ 久遠塔・永代供養法要

久遠塔は、後の供養者が無い方の永代納骨墓です。でも実際は、子供がいても地元を離れたくない、かと言って子供に迷惑をかけたくないと思っている方々も納骨されています。久遠塔納骨の各霊は、新年・春秋彼岸・お盆・御命日に懇(ねんご)ろに御回向(ごえこう)致します。また、永代供養を申し込まれた御先祖様への特別法要です。


11月 第三日曜 秋季大祭 宗祖 日蓮大聖人・開山日上人報恩法要

私共の信仰の親である日蓮大聖人、この寺を開かれた日輝上人に感謝の誠を捧げる法要です。

全山見事な紅葉の元、ゆっくりとお過ごし下さい。
天愼寺名物の寺弁「檀信徒手作りのとても美味しい弁当」、御供養・出店色々。
私たちは、沢山の方々にお世話になって生活しています。溢れる御恩に感謝し御恩返しを心がけましょう。


12月31日 23:00~ 除夜の鐘・年越し祈願祭

一年365日の間には沢山の煩悩に負けて色々と罪を犯しています。その108の煩悩を梵鐘(ぼんしょう:寺院のつりがね)の音を共に消し去り、まっさらな心で新年を迎えましょう。

テレビでは新年をまたいで除夜の鐘を撞いていますが本当は煩悩は年内に消滅させなければなりません。当山では11時43分より30秒ごとに鐘を撞き0時ちょうどに108となるようにしています。