建築業界の不正事件

建築業界の不正事件

2015-11-01

カレンダーも残り2枚となり、今年も残りが僅かになって参りました。

昨今建築業界では基礎の杭に関する不正事件で戦々恐々としています。
発端は横浜のマンションにおける基礎工事のデーター改竄・基礎杭の長さ不足でした。
しかし旭日建材だけではなく他社にも疑惑が広がりそうです。この際関係各社は正直に総てを公開して、業界の悪弊を正しては如何ですか?
それこそが業界の信用を回復する近道では無いでしょうか。

思い返せば10年前当山でも杭の設置を致しました。あらかじめ敷地の各所より地質のサンプルをとり、経40センチ17Mの杭を16本設置しました。
私の認識不足で杭を打つと言うのでドンガンドンガンとうるさくなるなと思ったらさにあらず、大きなドリルを装備した機械でグリグリと穴を掘り、ドリルを逆さ回転させて引き抜くときにはコンクリートが充填され、ドリルがどいたら間髪をいれず杭が差し込まれる見事な連携で驚いたことをハッキリと覚えています。
ドリルの先には地盤の堅さを計測する機器が付いていて、オペレーター室にレジスターの記録紙と同じ様なロール紙が吐き出され固い地盤に到達したか一目瞭然でした。
これは間違いのない地盤調査に基づいた設計がなされているからでしょう。安心して新本堂を使っています。

建物を使用する人々が安心できる建築を心よりお願いします。               南  無